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『ミッション』

秋の柔らかな日差しが差し込む


都内某老舗ホテルの大会議室。


緊張した空気の中、


10月の大規模なプロジェクトに向けての


初めての打ち合わせが始まった。



四人の男達は、中央のテ-ブルの四方に座らされ、


企画書が手渡されていった。


その中には一人ひとつずつ、


封筒が挟まれており、


大きく赤字で『』と書かれていた。






彼らを取り囲むように、スタッフ席が用意され、


全員着席と共に会議がスタ-トした。





正面のスクリ-ンに映し出される


『F4 JAPAN TOUR 2008』という虹色の文字を背にして


プロジェクトプランナ-のN氏が


軽い自己紹介と4人の紹介し、


説明を始めた。


「いよいよ今日より10月のビッグプロジェクトに向けたプログラムが始動する。


ご存知なように今回のプロジェクトは、彼ら4人とともに、


日本人スタッフ全員にとってもチャンスでもあり、危険な賭けでもある。」




「(・・・危険な賭けって何だ?)」

スタッフ一同、固唾を飲んだ。





N氏「彼ら4人は、見ての通りナリはナンだが実は人気がある。


   そんな彼らを、華流を代表するスタ-として、それなりに


   日本仕様の『華とオ-ラ』を短期間で備えさせていく。


   そして、
 

   我々スタッフが、目の肥えた日本人中年(以上)女性の


   納得いくステ-ジに仕上げると共に!」




スタッフ「共に?」



N氏「やりすぎてもいけない!!!」



スタッフ「なにっ!」


    「Nさん、それはどういうことなんですか?やりすぎちゃいけないって、


    そのラインは一体何処なんですか?」









この間、当の四人には気を利かせてくれたS氏から通訳をされる事はなかった。


しかし片言が解る次男と三男は顔がこわばり、


長男と末っ子は「なんか凄い事が始まるぞ。」と、うきうきしていた。
     









N氏は緊張しながら続けた。


   「彼らの住む中華圏のコンサ-トは、韓流の様なプログラムに沿った


   完璧なステ-ジだと反って『突っ込みどころが無くてツマラナイワネ~。』と


   言われてしまうんだ!」




スタッフ「コンサ-トになんで『突っ込みどころ』が必要なんですか~!」



N氏「・・・・・・これから彼らのこれまでのコンサ-ト画像を見ながら説明しよう。


   多少衝撃的な部分もあるだろうが、頭の中に叩き込み、各自消化するように!


   その間に、四人にはS氏より企画書の説明と、封筒に入ったミッションに目を通して


   もらいたい。」





正面スクリ-ンに、かつての彼らの雄姿が映し出されていくにつれ、


スタッフ一同の戸惑いと


女性ダンサ-からの小さな悲鳴にも似た溜息が漏れた。






ス-4人にはS氏よりコンサ-ト内容の主旨と流れの説明、


そして、


「各自封筒の中身を声を出さずに確認してください。他の方には見られないように。


   それが今回のコンサ-トを成功に導く4人に与えられたミッションです。」




という言葉を受け、


4人同時に封を開く。



「・・・・・・・・・?」



旭「(・・・ボケ?)」


天「(・・・調整?)」


仔「(・・・お笑い?)」


豪「(・・・まとも?)」




直ぐに自分達の役割に納得がいき、


深く頷く4人とは対照的に、




タキシ-ズ四人のグダグダ踊りに、


日本人スタッフの混乱は続くのであった・・・。





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な~んて会議があったかどうかは知りませんが、


7日武道館の感想はまた明日!



読んでくれて謝謝~、晩安!!!


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[2008/10/22 22:56 ] | 未分類 | コメント(2)
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